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メタルダー31~39話、劇場版の感想等

もう5月に入ってGWも終わっちゃいました、管理人です。
3月中に編集して記事を上げる予定だったのに、4月通り越して5月になってしまいましたがメタルダー感想記事の最後のパートを投稿させていただきます。
今までの感想記事より内容濃い目でお送りします、気合入れ過ぎた…
特に31話の夢ちゃん回、38話のバルスキーとの決戦、39話の最終決戦に関しては色々と書き足したくなってしまったので他の回よりも長くなってしまいました。
だんだん楽しくなってきちゃったために台詞とかついつい書きたくなりまして。
他の感想記事なんですが、読み返してみたら改行が無くて読みにくい部分が多かったので時間を見つけて少し改善していきます。
感想自体はこの記事の続きからご覧いただけますのでどうぞ。

とりあえず全話感想書き終わったし、なんとなく管理人のお気に入り回の紹介を(ぇ
まず1~4話、38話、39話は外せない。これなくしてメタルダーは語り得ないと考えております。
それ以外だと5・6話のトップガンダーの話、7話のタグ兄弟の話、9・12・15話のヘドグロスの話、10話のラプソディの話、22話の赤いイルカの話、23話の大運動会、そして31話の夢ちゃんの話、劇場版が好きです。
特に7・10・22・31話は流星さんの成長や心情描写にグッときて好きです。
後は彼の見せる表情が凄くいい回があって、18話のザーゲン回、19話のゴーストバンクツアー、26話のジャック回、29話の野良犬の話もストーリーやドラマは少しアレな部分もあるけど結構好き。
メタルダーを初めて人に見せるなら、1話と11話、23話あたりは外せないですね。
個人的には10話と31話を推したい、非常に勧めたい。大変良い…本当に…(こら

いずれ関連本とかCDとかをまとめた記事を書きたいと思ってます。
まだ集めてる途中なんですが、少しずつ追記できたらいいなーなんて。
今も確かメタルダー5周目ぐらいでのんびり見てるので、思い立ったら感想を書いているかもしれませんが、生暖かく見守ってやってくださいまし。

近況の記事は今週中に書こうと思ってます。
コメント返信もその時にさせていただきますのでご了承ください。
各記事への拍手押してくださった方々、ありがとうございます!


31話「瞬転を狙え!愛を夢見る少女」 
―涙は流せなくても、流星さんはもう立派に優しい心を持った人間だよ…もう泣くわ


メタルダーが瞬転する一瞬の隙を狙って至近距離で爆発する仕掛けを考え、小さな女の子ロボットに高性能爆弾を仕込む帝王、血も涙もない。
流星さんが街中を歩いていると夢という名前の女の子が突然手をつないできた。
舞さんや八荒さんとの待ち合わせ場所に彼女もついてきてしまいます。
親や家も分からないと言う彼女は記憶喪失じゃないのと八荒さん。
夢ちゃんに好みのタイプだと言われて目を丸くする流星さんが超かわいい。
彼は手がかりを探そうとお店や遊園地に連れて行く。今作において何かと縁のあるうさぎのぬいぐるみを抱いて、兄と妹のように楽しそうな2人です。
そういえば流星さんって重さ100kgある設定だけど遊園地の乗り物制限に引っかからなかったのかな、そもそも体がデカくて夢ちゃんが窮屈そうに見えたけど。
彼女は見た目は幼い女の子だけどロボットなので、大人にぶつかってもよろめきもせず、蛇口を捻って壊したりアスファルトに膝をついて凹ませたりと見た目とのギャップが面白い。
楽しく遊ぶ2人を突然軽闘士の影たちと秘書2人、そしてバルスキーが襲う。
応戦するため瞬転しようとすると夢ちゃんが倒れた。そこで初めて彼女がロボットだと気づく。
八荒さんのフォローで何とか敵から逃げ、シルバーカークスで彼女を調べ始める。すると胸に人間の心の回路が組み込まれていた。心の回路が拒絶反応を起こしてスパークし、彼女は痛いと苦しんでいたのだ。
八荒さんはどうすると彼に詰め寄る。同じロボットである彼女に同情する流星さん。これも帝王が巧みに突いたメタルダーの弱点ですね。せめて彼女に楽しい思い出を作ってあげようと海辺へ。

『僕も夢ちゃんもロボットだ、親も兄弟もなく、涙も流せないロボットなんだ。』
『爆弾を外してやれない僕が今の君にしてやれることは、美しく楽しい思い出で記憶回路をいっぱいにしてあげることだけなんだ。遊ぼう、夢ちゃん』

この台詞は後に自分にも返ってくる台詞でもあり、無力感を抱きつつも精一杯のことをしてあげたいという彼の想いが切ないほど溢れていて、こんなの泣いてしまうわ…
海辺で無邪気にはしゃぐ2人。しかし軍団員が現れる。瞬転できない流星さんは八荒さんと協力して生身で戦う。八荒さんナイスアシストだ。
メタルダーに「負けないで」と叫ぶ夢ちゃん。しかし心の回路がオーバーヒートを起こして爆弾を自爆させてしまう。
流星さんの顔には悲しみと怒りの表情が浮かぶ。力強く「怒る!」と叫び瞬転。

『何の罪もないロボットを兵器にするお前たちを、僕は絶対に許せない!』
『バルスキー!お前もロボットなら夢ちゃんの死を悲しめ!』
対するバルスキーは『うるさい。俺に心の回路など不要だ。』と切り捨てる。

攻撃を受けて倒れたメタルダー、滅多にやらない死んだふりからの一撃をバルスキーに叩き込み、これにはバルスキーも圧倒されて撤退。
悲しみに暮れ、散らばった夢ちゃんのパーツを眺めるメタルダーと八荒さん。
だが心の回路が生きていたため、彼女を元の姿に復元することができた。
遊園地でラプソディと一緒に暮らすことになった彼女、綺麗なハッピーエンドですが序盤だったらこうも行かなかったかもしれません。
ネロス帝国を滅ぼし、戦いが終わったら夢ちゃんを迎えに来るという流星さんの誓い、果たして…

演じる妹尾さんがお気に入りだと仰っている31話。私も10話と共に大好きな話。
Bパート冒頭から流星さんの台詞が切なすぎてボロボロ涙がこぼれてしまいます…
この回は役者さんの演技、台詞、演出、音楽全てが泣かせにきてる。ロボットの切ない想いが随所に織り込まれてます。
序盤の起動して間もない頃の流星さんは表情も乏しく、オウム返しのような単純な会話しかできなかったけど、舞さんや八荒さんと過ごす間に表情が豊かになって、相手の冗談に上手く返したり、人間らしいリアクションを取ったりと今回は彼の精神的に成長した部分がいっぱい見られて嬉しいし、彼を見ていると幸せになるなぁ。
初めて見た時は夢ちゃんが自爆してしまうとは思いもしなかったので、あまりにハードな展開にさらにさらに涙腺崩壊。
渾身の「怒る!」という叫びで瞬転し、手刀と蹴りで次々に影を倒していくメタルダーが滅茶苦茶カッコいいんですよ。
マスクをよく見ると左目に涙の流れた痕のようなラインが入ってるんですが、本当に泣きながら戦ってるようにも見える。
バルスキーの台詞は本音だと思えないので、内では苦しい気持ちを心に抱えて戦っているんだろうと思うと悲しいなぁ。


32話「百年美人伝説」
―無駄に部下を失われてはとお怒りの帝王、凱聖であっても処刑されかねん


雑誌の撮影で百年美人という花の写真を撮りたい舞さん、過去にも動物とか何故か忍者の写真撮ってこいって結構無茶ぶりされてるよね…
珍しい花だから咲いてる場所もわからずに困っていると、八荒さんが知り合いの花好き少年ともかず君に話を聞きに行こうと提案する。
一方ゴーストバンクは軍団員がメタルダーに倒されて随分数が減って寂しくなりました、特にモンスター軍団の被害に対し心痛める帝王。
部下を無駄死にさせまいと帝王はゲルドリングにお怒りのご様子、他の凱聖は黙っていますがどんな風にゲルドリングを見てるのでしょうね。
悩むゲルドリングですが、残った軍団員は自分含めたったの3体。メタルダーを倒すためのパワーも不足しているらしく珍しく超弱気。
そこへクールギンがゲルドリングに助言する。百年美人という花の蜜を手に入れれば「凄いパワー」が得られるぞ、とちょっと怪しい情報を教える。凄いって何が凄いんだよ…
その頃山中にあるともかず君の家に着いたいつもの3人。しかしともかず君は一緒に住む祖父と百年美人のことで揉めていた。
祖父は過去に百年美人の効果で凶暴化した怪物に襲われており、百年美人に関わると危険な目に遭うから花に近づくなとともかず君に言いつけていた。

もういいと家を飛び出していったともかず君を3人が追っていくと、ネロス帝国の乗り物が。
百年美人の秘密を知っているともかず君から花の咲く場所を聞き出そうと襲うモンスター軍団員。
彼を守るために軍団員と戦うメタルダー、八荒さんも体を張って頑張るけども川に投げ込まれてしまう。いいとこ見せられず毎度散々な目に遭ってますね…
ここで貴重な軍団員の1人、ダムネンがメタルダーの蹴りを食らってあっさり退場。ゲルドリング、冒頭で叱られたのに結局一体また一体とやられてしまってます。完全に手遅れですね。
祖父にネロス帝国のことを話す流星さんですが全然信じてもらえない。軍団員から祖父と子を守るため車で一晩見張ることに、舞さん八荒さんが寝てる間も流星さんは眠る必要もなくピンピンしてる。
翌朝突然居なくなったともかず君を山に探しに行く祖父と3人、見張ってたんじゃないのか…
祖父の話によるとともかず君の両親は怪物に殺されたらしい。デザインは赤いチューボって感じの謎の怪物。どうやら帝国が絡んでいたようですが、罪のない人を殺すとはなんて非道な。

ともかず君はゲルドリングとブライデイに脅されて百年美人が咲く滝の近くに案内する。
ついに百年美人を手に入れたゲルドリングが例の「凄いパワー」で強化!
ゲルドリングを発見したメタルダー、しかし必殺技が全然通用しない。パワーアップしたゲルドリングの強力なビームや火炎攻撃で吹き飛ばされる。
メタルダーは川でひたすら水に沈められるが、先の祖父の話で最終的に怪物は川の中に消えたことを思い出し、逆にゲルドリングを川に引きずり込む。
百年美人の効果が切れて弱ったところをレーザーアームでとどめ。ゲルドリングの姿は消えてしまった。しぶとく生きてそうだけど。
岩場に咲く一輪の百年美人、ともかず君はそれが毒花であったことにショックを隠せない。祖父もこんな花は無い方がいいんだ、と。
でも百年に一度しか咲かない、しかも夕方には枯れてしまう花を見て八荒さんは花には何の罪もないと言い、舞さんも可哀想だと祖父に言う。
彼らの言葉を聞いて祖父は考えを改めた。花の写真は撮らず皆の写真を撮ろうとした舞さんがバランスを崩してしまうという微笑ましいラストでした。


33話「大包囲網 熱き友情の脱出」
―トップガンダーとメタルダーは「最愛の友」…両想いのカップルかよ


トップガンダーが狙撃で帝王ネロスを殺害、もう自由だ、平和になるんだと序盤の戦いに命を懸けていた彼の姿からは想像できない喜びようです。
荒地を走り、事をメタルダーに報告しに行くと迎えたのは幻…トップガンダーの見た夢だった。

『夢か…。俺は何故あんな夢を見たのだ。…メタルダー、お前が去っていく夢がこんなに寂しいとはな。』と呟きますが、これっていつか訪れるやもしれぬメタルダーとの別れも予感させます。
『死か。命ある者はいつか必ず死んでいく。』虫の死骸を拾って、墓を作るトップガンダー。
『俺はヒットマンとして戦い、勝つことだけを生きがいと信じてきた。だがもう疲れた。』

戦闘ロボットが夢を見たりセンチメンタルになったりとここまで来ると果たしてそれはロボットなのか?と思ってしまいますね。
しかしそこがネロスロボットの魅力。心の回路があるからこそ自らの美学を持ったり感傷に浸ったりできる、そんな個性をロボットの彼らが持ってるから魅力的に映ります。

静かに荒地に佇んでいると砲撃の音が。荒地を進むとネロス軍団員が演習をしていた。
その中には一度メタルダーに倒されたはずのチューボ、ガラドー、ジャムネ、ジャースもいた。所謂再生怪人、ということはその後の彼らがどうなるかは察しがついてしまいますね。
トップガンダーはその場を離れようとするが、偵察部隊に空から発見されてしまう。機甲軍団員に集中的に砲撃され、再生した4人も襲いかかってきた。
やはりお約束なのか一撃食らうとあっさりやられる再生怪人たち。残念にもほどがある…
優勢かと思いきやトップガンダーの銃は弾切れに。敵に囲まれ苦戦したところをクロスランダーが狙撃する。相変わらず美味しいところを掻っ攫っていくのがお上手で。
体や頭部が破損してボロボロのトップガンダーは帝国に連行された。
帝王を前にして、トップガンダーは帝国を裏切ったことを誇りに思うと言い、序盤で大事に守り抜いていた殺しの美学までどうでもよくなったとまで言い放つ。
ここまでくるとトップガンダーは本当にメタルダーにデレデレで影響受け過ぎてますね。
個人的に彼に恨みを持つクロスランダーにとってはすぐにでも抹殺したい相手、だが帝王はトップガンダーを餌にメタルダーも倒す作戦に出る。それが甘いぞ帝王。

スプリンガーから知らせを聞いて助けに向かう流星さん、話を聞いていた八荒さんは罠だからと彼を止めようとしたが自らも戦場へ。君もお人よしよね。
八荒さんもゴブリットとデデモスには因縁があるので体をはって協力、以前彼もトップガンダーに助けてもらった借りがありますしね。しかしどこから爆弾持ってきたんだろう?
流星さんも瞬転してサイドファントムで囚われたトップガンダーの所に接近。鎖を斬って無事を確かめようとすると何故かトップガンダーに撃たれてしまう。
彼の偽物でおびき寄せる作戦だったようですが、その場にいた本物のトップガンダーがクロスランダーの膝裏を蹴る。6話でもそうだったけど捕まった時がやたら強いよね。
しかしクロスランダーの攻撃からメタルダーを庇ってトップガンダーが重傷を負ってしまう、メタルダーは怒りのレーザーアームでクロスランダーを倒す。この場面のスローモーションやクロスランダーを斬ってすぐにトップガンダーを抱きかかえる動きがカッコよくてドキドキする。

『命ある者はいつか滅ぶ。人生には必ず別れの時がある。俺はお前と知り合えて幸せだった、もう思い残すことは…何もない。』
『何を言う、僕たちは友達だ。死ぬも生きるも一緒なんだ。僕は絶対に君を見捨てはしない。』

サイドファントムに瀕死のトップガンダーを乗せ、シルバーカークスへ急ぐメタルダー。
このやり取りにこれまでに築き上げられてきた2人の熱き友情が溢れ出ている。
トップガンダーは台詞からして死にそうな雰囲気が漂ってたけど、シルバーカークスで長い時間をかけて修理され、ついに復活を遂げた。
本来ならここで退場する展開だったらしいです。確かにベタな展開ではあるけども、見ている方もトップガンダーがここで死ぬんだろうなと思ってたのでかなり意外な結末でした。
トップガンダーとメタルダーはさらに友情が深まったようで、しかもナレ曰く「最愛の友」。
5・6話のトップガンダーからは考えもしなかった2人の関係、ライバルがいつしか互いを信頼し平和のために戦う友になってたわけですね。


34話「千の顔を持つ帝王・ネロス」
―舞さんパパが重要な情報をもたらし、話はクライマックスへ


娘の舞さんに頼まれてアメリカで古賀博士について調べていた父、信吾さんが日本へ。
出迎える流星さんと八荒さん、後者はスーツで決めて「お義父さん」呼び。狙ってるなぁ。
一方帝国ではいつの間にかアメリカに渡っていたブライデイが帰国、古賀博士及びネロス帝国の過去を調査していた信吾さんに目をつけていた。
信吾さんは舞さんと共に早速ネロスに狙われる。だが流星さんと八荒さんが追いかけて救出。
メタルダーを実際に初めて見た信吾さん、超人機を目の前で見るとやっぱり凄いんでしょうね。
舞さんと信吾さんは一年ぶりの再会というわけで、久々の親子での晩御飯を楽しむが、ベランダで男2人は見張り。八荒さんお腹空かせてそう。
翌日古賀博士の眠る墓へ。10か月前流星さんが目覚めた時の回想として1話の映像が入る。
1話で博士が帰国した時のBGM、EDタイムリミットのアレンジがここで流れて思わず涙誘われます、寂しそうに墓に視線を落とす流星さんの表情を見ると本当に人間らしくなったなぁ。
墓の前に佇む一行の前にブライデイが襲い掛かる、流石に豪将とあって大変しぶといです。
メタルダーに瞬転し、ブライデイと戦う。それを見ていた信吾さんはずっと驚きの表情。

信吾さんはアメリカで調査した情報を次々に語る。彼というキーパーソンの登場により様々な情報が明らかになってきていよいよ終盤だなと感じさせます。
ケンタッキー州にある古賀博士の家を訪ね、博士が記したという日記を手にした信吾さん。
日記に記された文章は画面いっぱいに表示されるのですが単なる小道具に留まらない、実際に読めるレベルで詳細に記述されたものなのが凄い。非常に興味深く、作品の厚みを感じさせる。
ここで名前が登場する村木國夫という人物、古賀博士と共に超人機開発に関わっていたが捕虜虐待の罪で絞首刑に処された、はずだったが古賀博士の日記には彼が生きていることを匂わせる文が残されており、ゴッドネロスがもしや村木なのではと指摘する信吾さん。
この鋭い視点を持った人物が加わることでそれまで散らばっていた要素が絡み合っていく展開、熱すぎてどんどん作品に引き込まれます。

さらに村木の情報を探ろうと行動する一行、しかし敵は先回りして待ち構えていた。
そこにはあのクールギンの姿があった。わざわざ幹部級が直々に出てくるあたり、軍団員も残り少なくてメタルダーを相手にするのが苦しいんだろうな。
メタルダーとクールギンの因縁の対決。全く引けを取らないメタルダーがレーザーアームでクールギンの仮面を2度叩き割ることに成功!
しかし意外なことになんと桐原コンツェルンの桐原剛造の顔があった、その正体に思わず驚く信吾さん。クールギンはマントを翻しどこかへと姿を消した。
そして八荒さんと信吾さんに襲い掛かるブライデイを本体の蜘蛛を倒すことでついに撃退したメタルダー。ついにモンスター軍団全滅か?と思いきや…


35話「帝王・ネロスの正体は?」
―運動会でもゲスい活躍を見せたモンスター軍団が真っ先に壊滅すると誰が予想したか


桐原の顔をテレビで初めて見る流星さん、結構な有名人らしい彼のことを今まで意識してなかったみたいですが、テレビでスプリンガーがアニメばかり見てるから気づかなかったんだろうね。
その頃ゴーストバンクでは敵に顔を晒してしまったクールギンが帝王に報告、謝罪。
そもそも影武者が敵の前に姿を現すこと自体がリスク高すぎないか?

桐原社長に直接コンタクトを取ろうとする信吾さん、新聞記者という仕事柄なのか妙に勇気があるけどそれは流石に迂闊な行動な気がします。
秘書2人が彼からの電話を受けて社長室に入ると、社長は独り優雅な音楽を楽しんでいた。
ヴァイオリンを嗜んでいたり、音楽ロボットを作っていたりと音楽を深く愛する帝王ネロス。
悪なのに気品すら感じるけど、ラプソディに言わせれば音楽を戦いに利用していただけだってね。
表では慈善事業をしつつ、裏ではネロスの帝王として君臨する。音楽を純粋に味わう面もあれば戦いに利用する面もある。前回のサブタイトル「千の顔を持つ帝王」とはまさにその通り。
桐原のことを調査しようといつもの3人は信吾さんの会社へ行くが一足遅い。
偶然街中でバンコーラに遭遇、メタルチャージャーで追いかける途中でいつの間にか瞬転してるけど、舞さんが助手席にいるので何だかシュールな光景だ。
バンコーラを追い詰めるが、それは信吾さんと3人を遠ざけるための囮作戦だった。

一方信吾さんは桐原社長との面会のために桐原のビルを訪れる。
エレベーターに乗り気がつくと地下のゴーストバンクに着いていた。
軍団員が続々と現れて彼を取り囲み、玉座に現れた帝王が自ら村木國夫の正体を明かし、これまでの経緯を話し始める。しかしそんな重要なことを今話して大丈夫なのか帝王。
BC級戦犯として絞首刑になるはずが、金で買収する、アメリカに渡り犯罪シンジケートに属す、顔を整形する等を経てネロス帝国を一人で築き上げた村木=桐原。
追い込まれても真実を問いただそうとする信吾さん、凄い勇ましいけどこの後どうなることやら。

彼を心配し項垂れる舞さん、そこへゲルドリングが再生手術を受けて復活、メタルダーの前に立ちはだかった。百年美人の回で死んだかと思われたが…
メタルダーにバンコーラをぶつけるが自分は相変わらず大口叩いて戦おうとしません。
ここにきて部下の使い方を変えるはずもなく、やっぱり嫌な上司のゲルドリング。
まぁモンスター軍団のモットーを一番貫いているところ、軍団長流石です。
敵ゲートからの砲撃、さらにゴブリットとデデモスも現れて大ピンチのメタルダー。
そこへトップガンダーが颯爽登場、アクロバティックなジャンプ銃撃がカッコよすぎる。
クロスランダーにこき使われてた2人、トップガンダーの精確な射撃と強烈な鉄拳を受けて爆発。
いいキャラしてたしデザインもカッコよかったのにここで退場となり残念です。
メタルダーは姿を消したり触手を巻きつけたりと厄介な能力を持つバンコーラに苦しみながらもなんとか撃退し、ついにモンスター軍団はゲルドリング1人に。
ゲルドリングはしぶとく攻撃を続ける、細い触手を伸ばし、内部の回路や超重力エンジンに絡ませてメタルダーを苦しめる。
しかし最後はレーザーアームを腹に受けてモツを抜かれ、もう一撃食らって地面に大の字になった後「まだ、まだ」と何か言葉を残して消滅した。
ついに軍団長をも失い、モンスター軍団は壊滅。今思えば4軍団の中でも運動会で目立っていたし(ほとんどズルだったけど)かなり味のあって癖が強い連中の集まりだったので寂しくなるなぁ。


36話「大反撃!戦闘ロボット軍団」 
―機甲軍団総出で敵の秘密基地の壊滅という大手柄、メタルダーの残された道は…


父の安否が心配で落ち込む舞さん、愛犬マミーが信吾さんの匂いを嗅ぎつける。
マミーが嗅ぎつけた先は桐原コンツェルンのビルだった。明らかに怪しいビルだしね。
流星さんは堂々とビルに入って受付に桐原総帥と面会できるか尋ねる、大胆すぎる。
その頃ゴーストバンク、捕まった信吾さんは帝王が発射した催眠光線で操られてしまった。
催眠光線を出すとか帝王の能力が何でもありだ。超能力も持ってるんでしょうか…
信吾さんのジャケット、ネクタイ、眼鏡が割と丁寧に外されていくのが妙におかしい。
上から今は亡きタグスキーの鎧が被せられ、軍団員がその周りを回ってオカルトな雰囲気。

舞さんたち3人は彼女の家へ。そこへ窓を突き破って矢文が飛んできた。
矢文に書かれた通りに荒野へ行くとタグスキーの姿があった。いきなり斬りかかってくるタグスキー、声で信吾さんだと気づいたメタルダー、舞さんが泣き叫ぶもタグスキーは攻撃をやめない。
流石に終盤になってきて後がないから帝王もやり方がえげつなくなってきました、さらに戦闘ロボット軍団員と機甲軍団員も現れて共に総攻撃をかけます。
大人数に囲まれ苦戦するメタルダーのもとに助太刀するトップガンダー、だが機甲軍団が空からも攻撃を始め舞さんや八荒さんも危険に晒される。
咄嗟にサイドファントムを呼んで2人を逃がす。メタルダー以外が乗るという珍しいシーンですが、普通に人間が乗って制御できるのか…自動操縦なのかな。
味方が1人増えても劣勢は変わらず、軍団員の砲撃は止まない。ついにメタルダーも回路に攻撃を受けてボロボロ、一度シルバーカークスへ修理に戻る。
その間トップガンダーは1人で何人も相手にしててカッコよすぎ。相手がいつの間にか復活していた再生怪人ばかりなのもあるのか。
森をフラフラの状態で歩いて何とかシルバーカークスに辿りつくが、機甲軍団に場所をほぼ特定されてしまう。修理を始めるが敵の砲撃で崩れ始める。
舞さんや八荒さん、犬たちや数人の子供達と過ごしたシルバーカークスもついに見納め…そういえば元のシルバーカークスはどうなったんだろう。
トップガンダーもシルバーカークスへと急ぐ、途中でゴチャックを撃破。2話であれだけ存在感を放っていたのにあまりにもあっけないし、また首が飛んでるという悲しい最期。
メタルダーは最後の修理を終えてスプリンガーとトップガンダーと共に脱出、機材も破壊されて修理は二度とできないというかなり厳しい状況に追い込まれました。

乱戦になっていてすっかり忘れられていたタグスキーが目の前に現れる。
短剣を手に突っ込んでくるが、メタルダーはそれを叩き落として流すという達人のようなアクションを見せます、設定ではあらゆる武芸の達人であるということですからね。
レーザーアームで仮面を割り、タグスキーの鎧を外してついに信吾さんを助け出す。
一話限りの仰木タグスキーでしたが、タグスキー自体は既にやられてもう出番が無かっただけにこんな扱いを受けることになろうとは、何とも複雑ですね…
森での戦いでも少し登場していたローテール、側に隠れていたのをトップガンダーが銃撃。
それを追うメタルダー。相手からまずは話し合おうと持ちかけられるがやっぱりハニートラップ。
突如襲い掛かってきたゲバローズとバルスキーを相手に戦います。
しかしメタルダーはやはり強かった…ゲバローズは最後までいいところなしで爆散。
バルスキーはレーザーアームを食らってメタルダーと共に川に転落し、行方不明に。
バルスキーを見失い、自力で川から這い上がったメタルダーは急いでメタルチャージャーに信吾さんを乗せて病院へと運ぶ。手伝ってくれるトップガンダー本当に優しい奴だなぁ。
ついにネロス帝国もヨロイ軍団と機甲軍団しかほぼ残っていない…?
行方の分からなくなったバルスキーとローテールからは怪しい匂いが漂ってますが…


37話「大崩壊!ネロス帝国」
―お茶目にも見える帝王ネロスの最期?…そしてトップガンダーに刺さる衝撃


ゴーストバンクで催眠をかけられた時のことを夢に見て、はっと意識を取り戻した信吾さん。
舞さんたち3人が側で彼を心配そうに見つめる中、彼は帝王の正体を全て話す。
クールギンは帝王の影武者であること、村木はゴッドネロスの姿で生きていることを告げる。やっぱりあの段階で信吾さんに全てを喋ってしまったのが仇となりましたね、帝王。
信吾さんの話を聞き、流星さんとトップガンダーは共にゴーストバンクへ向かうことに。
帝王の顔を拝めるぜと意気込んでいた八荒さんでしたが、2人に止められてしまう。
悔しがりはするけどすんなり流星さんの話を受け止めてくれる八荒さん、いい友達を持ったなと感じる場面ですね。彼は2人の生存を確認するための発信器を託され、ビルの外で待機する。
何かあった時は仰木親子と共にネロス帝国の情報を世間に公表しろとも頼まれるが、桐原コンツェルン並の相手に対し、一記者が公表したところでは誰も相手にし無さそう。

桐原ビルの地下駐車場にメタルチャージャーをとめ、助手席から黒いボディをにゅっと起き上がらせて出てくるトップガンダーが実にシュールである。
ゴーストバンクでは「メタルダーがやってきた」と何だか楽しそうにも聞こえることを言う帝王、クールギンとドランガー、チューボに秘密のお話が。
ヨロイ軍団のウォッガー、ガラドー、ジャムネはビルに潜入した2人を倒すために出撃。
皆再生怪人扱いだから…弱そう…とやはり思った通りメタルダーとトップガンダーの敵ではなかった3人組、あっさりレーザーアームで蹴散らされて退場されました。
敵を倒した2人は地下のゴーストバンクへ向かうエレベーターに乗る、扉のパスワードも割と簡単に解読してあっさりゴッドネロスの御前に到着。
帝王の前に秘書2人とチューボが待ち構えていた。チューボ対メタルダー、トップガンダーが手を出さないのは33話の夢の影響かな?
メタルダーはチューボの刀に対し手のひらを真っ直ぐに構え、冷静に敵の攻撃をかわしつつ正拳突きをお見舞いする。流れるような動きでカッコいい。
チューボが倒され、帝王は肘掛の起爆装置に手をかけた、基地もろとも爆破はお約束!
メタルダーをそのまま基地の爆発に巻き込ませて道連れにしようと触手を伸ばす帝王ですが、トップガンダーの攻撃で触手が体に絡まってしまう、なんと間抜けな帝王。
秘書2人は帝王の触手を外せず、諦めてそこから逃げようとするが触手に捕まってしまう。
帝王曰く、彼女たちは帝王から財や権力を与えられていたようです。
必死にもがき悲鳴を上げる2人、後ろで覚悟を決めたのか静かに目を閉じる帝王。
爆発が始まりゴーストバンクは壊滅、でも意外と爆発の規模は小さかった気が…メタルダーとトップガンダーも爆発には巻き込まれなかった。

ゴーストバンクに残っていたゲートで脱出する2人、外へ出ると機甲軍団が待ち受けていた。
砲弾の雨が容赦なく2人の上に降り注ぐ。距離をとったら機甲軍団は強いですね。
逃げる途中で脱出に使ったゲートに入って機甲軍団員を砲撃するメタルダー、ゲートの砲撃が強すぎてあっさり機甲軍団員はドランガーを残して一掃される。
破壊されたら修理できないのに勝負は1対1。ここでも正々堂々を貫くメタルダー。
ドランガーの大振りの剣が迫る。得意の遠距離で攻めればいいのにどうしたドランガー?
メタルダーは距離を詰めて素早い身のこなしで蹴りを入れ、盾を弾き飛ばす。
そしてとどめのレーザーアームでドランガー退場。言わんこっちゃないドランガーさん…

機甲軍団全滅後、突如背後から迫るクールギンの剣。胴体をまともに斬り込まれたトップガンダーは倒れこむ、クールギンの不意打ちにメタルダーが更に怒る!
メタルダーの怒りのこもった攻撃にクールギンはそそくさと逃げていく。
倒れているトップガンダーの元へ駆けつけると、メタルダー…と弱々しく名を呼んでいた。
手を取りしっかりしろ、と呼びかけるが、トップガンダーはぐったりと頭の向きを変えた。
鋭い赤の眼光が白に…彼は最愛の友の腕の中で死んでいった。33話とは違いまともに遺言も言えず倒れたのは、より別れの寂しさを演出している気がします。
愛銃が突き刺さった最愛の友の墓を前に悲しみの感情でいっぱいの流星さん。
しかしまだ敵は残っている。クールギン、ローテール、そして行方不明のバルスキーが…


38話「大逆襲!愛と憎しみの荒野」
―誰よりも部下想いなバルスキー、メタルダーに「生きること」を託す


前回かけがえのない戦友トップガンダーを失った流星さん、残った軍団員を倒すため八荒さんに仰木親子のことを頼む。
トップガンダーを倒したあのクールギンの汗の臭いが今までのと異なることを指摘するスプリンガー、それを手掛かりにしてクールギンを探し始める。
一方生き残った女性型ロボットのローテールは古びた建物の中で、メタルダーとの決戦で死んだと思われていたバルスキーを見つけ寄り添う。
バルスキーは損傷の酷い状態で壁にもたれかかっていた。ローテールから帝王がゴーストバンク諸共消えたことを伝えられ、彼は肩から火を噴かせて興奮してしまう。
己を創造した帝王は言ってみれば神のような存在とも言えますし、大事にしてきた部下や仲間と過ごしたゴーストバンクも消滅してしまったので嘆くのも仕方ない。
ここからバルスキーの回想として戦闘ロボット軍団員が次々に画面に現れる。
豪将ガルドス、暴魂クロスランダーと軽闘士ゴブリット、デデモス、爆闘士ゴチャック、烈闘士ザーゲン、元豪将ビックウェイン…本当にどの軍団員も個性に溢れた者達で印象深い。
まぁどうやら忘れられてるロボットもいるようですが、部下それぞれの名前を呼び、個性を認めながらメタルダーと死闘を繰り広げたことを語ります。
ここまで部下一人一人の個性を尊重し、存在を重く受け止めていたバルスキーは数ある特撮の敵キャラの中でも大変魅力あるキャラだと思いますね。
部下の戦闘ロボットたちの魂を弔うため、バルスキーはメタルダーと勝負をつけようととするが、ローテールが彼を引き止めようとする。
戦闘ロボットたちの記憶を伝えるために、そして私のために生きてと懇願するローテール、彼女はバルスキーのことを愛していたことがわかります。
そこに現れた怪しい影、正体はクールギンでバルスキーに修理を施すと持ちかける。
さらにメタルダーとの決着を促したため、ローテールの願いも虚しく、バルスキーはメタルダーとの最後の戦いに挑むことを決意する。生きて欲しいと彼から告げられた彼女は独り嘆く。

様々な手掛かりを元にクールギンの正体を分析する流星さん。彼の思った通り、クールギンの中には影武者と入れ替わった帝王本人が。
前回の自爆した帝王は実はクールギンだったというネタばらしがありますが、1話からメタルダーの因縁の相手であったクールギンがこんな形で退場とはね…
何度もタイマンでいい勝負を繰り広げてきた両者の決着が全く別の形でつけられてしまい、個人的には非常に残念に感じる一場面。
片方がいつの間にか退場していたという事実を突きつけられて正直唖然としてしまうんですよね。もう少し劇的な展開が待っているのではと期待していたのもあって。
クールギンの憐れな退場劇に嘆く暇もなく、次に飛び込んでくるのは「彼」。
荒野で流星さんを待ち構えていたのは帝王から直々に修理を施され復活したバルスキー。
最強のロボットがどちらかを決する時がついにきてしまった。
異母兄弟の関係にあるメタルダーとネロスのロボット軍団員、もし状況が違ったなら戦うことなどなかったはずだと流星さんは必死に彼を説得しようとするが…

『黙れメタルダー、これが俺の運命!そしてお前も俺と変わりはしない!
所詮人間に作られ、与えられた使命でしか生きられないのがロボットなら、俺は力の限り戦う!
俺たちロボットに、情けも悲しみも、人間の心など無用!』

バルスキー、人間味溢れるあなたがそれを言うのか…!
お前も俺と変わらないと訴える彼に、違う、そんなことはないんだと首を振り流星さんの悲しげな瞳が向けられる、ここの切ない表情に一気に引きつけられます。
バルスキーは説得に応じず、散っていった部下のためだとメタルダーに立ち向かっていく。
死闘を繰り広げる両者だが、メタルダーの攻撃からバルスキーを庇うためにローテールが!
ローテールは深く傷ついたが、最後の力を振り絞って愛する気持ちと記録を伝えて消滅する。
バルスキーは記録を受け取り、部下たちの各能力を使ってメタルダーを攻撃。
各軍団員の姿や能力だけでなく声や動きも再現されていて敵ながら激熱。戦闘ロボット軍団の想いと総力がメタルダーを苦しめる。
苦戦するメタルダーは何とかして敵の攻撃を食い止めたい。そこでローテールの記録が宿るバルスキーの胸の回路を狙ってレーザーアームを叩き込む。
決戦中に流れている挿入歌「ネバーギブアップ」が涙腺直撃、歌詞がバルスキーの生き様を歌っているようでメロディにもしんみりしてしまう。
記録として宿っていたローテールが声を上げる。他軍団員の能力を失ったバルスキーだったが力を振り絞ってメタルダーに立ち向かう。お互いの力を込めた蹴りが炸裂し双方に倒れる。
吹き飛ばされた2人、体を起こしたのはメタルダーの方だった。満身創痍ではあったが、バルスキーの側に近づき彼の言葉に耳を傾ける。

『俺はもう駄目だ…メタルダー、俺もお前のように生きたかった。』
『俺は精一杯戦って敗れたのだ、俺はローテールや皆のところへ行く。メタルダー、お前は誰にも利用されずに、俺たちの分まで生き抜いてくれ…さらばだ…』

ネロス帝国のロボットとして生み出され、戦うことを自分の運命として受け入れていたバルスキー、でも敵であるメタルダーに対し憧れを抱いていたというのが明かされる。
31話や今回も人間の心は不要と切り捨てていたわけですが、最期になって彼の本心が語られるのにジーンときてしまうんですよね…。
ネロスに利用される立場に生まれついてしまったがために、戦って決着をつけなければいけなくなってしまったバルスキーの心情がこの場面に溢れてて…もうね…
トップガンダーのように己の心のままに行動することができていたら良かったけど、凱聖という立場だったのが彼を縛り付けてしまっていたのかもな、なんて思ってしまいます。
想いを伝えるバルスキーを救おうと、起動してしまった胸の自爆装置を止めようとするメタルダーにも泣ける、同じ思いやりを持ったロボットだからこそ助けたいと思ったんだろうな。
メタルダーに「生きること」を託し、バルスキーは爆発の炎の中に消えた。
人間よりも愛に溢れ、人間らしかった戦闘ロボット軍団はついに全滅。
残るは冷酷に戦いを見つめていた帝王ゴッドネロスただ一人。


39話「大決戦!メタルダーよ永遠に」 
―流星さんの青春は輝いているか…彼は輝く青春そのものです


『僕は許さん。自分の欲望のために様々な命を創り、そして意のままに操り、死に追い込んだネロスを。命を弄んだネロスを絶対に許さない。』

冒頭は岩場から海を眺めながら前回のバルスキーとの死闘を回想し、ネロスとの最終決戦へ決意を固める流星さんの姿、その表情には決死の覚悟が伺えます。
ここで序盤のトップガンダー戦で登場した竜夫さんの形見である短刀が再登場。
全ての決着をつけるために持ち出されたのがそれというのが感慨深い。
場面が変わり、仰木家を訪れる八荒さん。流星さんからビデオレターが届いたと聞きつけ、早速再生を始めると戦いに向かう前の流星さんが映される。

『僕はどんなことになっても、必ずネロスを倒す、たとえ僕自身が死んでも、それが僕がこの世に生まれてきた、使命だからだ。』
『舞さん、八荒、君達は僕のかけがえのない友人だ。超人機の僕を人間として扱ってくれ、戦い以外にも愛や、悲しみ、そして素晴らしい青春があることを教えてくれた。僕の記憶回路は君達との楽しかった思い出でいっぱいだ。
僕はそんな君達を危険な目に遭わせるわけにはいかないんだ。僕は君達のことを忘れない。永遠に、ありがとう。舞さん、八荒。』

こうして友人へメッセージを送る彼が、今となっては最初何もわからず放り出されたロボットだったとは信じられないぐらいです。
一緒に青春を過ごした友人への感謝の気持ちが真っ直ぐな彼の表情と言葉一つ一つに溢れていますし、またも挿入歌「ネバーギブアップ」が流れてきて本当に泣かせにきてる。
当初は戦争の兵器として生み出され、ネロスを倒すことを宿命づけられてきた彼が、それを自分が生まれてきた使命だと真摯に受け止める。
この場面に至るまでを見てきた者としては彼の成長をひしひしと感じて嬉しく思いながらも、この後の戦いのことを思うと胸が苦しくてたまらないですね。

『流星がそれを青春と言うなら、俺にとっても流星の存在そのものが青春なんだ。』

ビデオレターを見終えた八荒さんが舞さんに言ったこの台詞は本当に素晴らしい。
流星さんを感情豊かな人間(実際はロボットであるけども)にしてくれたのは舞さんと八荒さんの存在あってこそ。素晴らしい友人に恵まれたんだなぁ。
その頃流星さんはスプリンガーと別れ、1人でゴッドネロスの待つ地下へと向かう。
本作を見返す度にAパート始まって5分ぐらいで既に涙腺がぼろぼろでもう駄目…

洞窟を進んで行くと怪しげに何かが飛んでくる、そして強烈な衝撃が襲う。
ヨロイ軍団の怨霊を操りメタルダーを苦しめるゴッドネロス、ここに来てオカルト攻撃とは…
今までに倒されてきたヨロイ軍団員のマスクが不気味に飛んできて、一瞬の閃光が超重力エンジンにダメージを与えるという謎の攻撃。
科学力によって創造されたネロス帝国が最後に繰り出すのがこれってどうなんだ。
正直呆気にとられてさっきまでの感動が引っ込む勢いです…
しかし倒された軍団員の命を尊ぶことなく、いとも簡単に弄ぶ帝王の残酷さが現れていて前回のバルスキーとは対照的に描写されてると思います。
攻撃に苦しめられながらも短剣を取り出し、目の前に現れたクールギンの幻を倒す。
さらに洞窟を進むと、玉座にゴッドネロスが姿を現す。メタルダーはゴッドネロスの放つビームや触手に苦しめられ、ついには超重力制御システムが傷ついた。
最終回でえらく唐突に説明がされる超重力エネルギーの話ですが、これってメタルダー本人も破壊された時のこと知らなかったのか…
地球を滅ぼすほどのパワーを秘めた超人機作り出した古賀博士って本当に何者だよ。
超重力エネルギー装置を完全に破壊することで爆発を回避できるが、超人機としての能力を失い、二度と剣流星の姿には戻れない。
ゴッドネロスがとどめを刺そうとする、その場を動けないメタルダー。

『余は勝った、メタルダーを倒し、古賀博士に勝った…!』

超人機計画から深い関係にあった古賀博士とゴッドネロス=村木國夫。
自らの力で古賀博士が作り出した超人機を倒すことによって因縁の相手に勝つ…
当の博士は第一話で軍団員の手にかかり死亡しています。
博士だけでなく、息子同然のメタルダー=剣流星の命までも奪おうというのだから、帝王には相当な執念があるのだなと恐怖を感じる台詞です。
ただこの場面の前に、新しくなったネロス帝国の戦闘ロボット軍団・凱聖としてメタルダーを迎えてやろうと話すシーンがあるのでやはり博士の作った超人機を高く評価してたんでしょう。
その力を帝国に引き入れたいという考えは最終話までにも散見されました。
対するメタルダーはそんな話に耳を貸さないが、目の前の敵になす術もなく…
絶体絶命、どうすれば勝てる?と思った時、八荒さんと舞さんの顔が浮かぶ。
大切な人たちのために彼は奮起する。立ち上がって短剣をゴッドネロスに投げつけ、隙をついて一気に近づきレーザーアームでゴッドネロスにとどめをさした。

地上で大きな爆発が起こり、急いでメタルダーを探す八荒さんと舞さん。
地に刺さったクールギンの剣の近くに、横たわるメタルダー。
最後の力を振り絞ってゴッドネロスを倒した彼だったが、シルバーカークスも破壊された今、超重力システムの損傷を直すことはできず、スプリンガーもお手上げだった。
八荒さんと舞さんに超重力システムが引き起こす被害を説明し、地球を守るためにエネルギー装置を壊すよう頼むが、そんなことできるわけないと2人は嘆き悲しむ。
しかしメタルダーは友情の証に頼むと強く願った。八荒さんは涙を溢れさせて頼みを拒む。
悲しみに暮れる2人、だが友人の懇願についに八荒さんは覚悟を決めて剣を手に取る、必死に止めようと泣きながら彼にすがる舞さん。
今まで地球を守るために戦い続けてきた彼が地球を吹き飛ばしてしまうことになれば、ネロスの野望を打ち砕き、大切な者を守り抜いた彼にとっては悲劇でしかない。
彼の使命を理解し、彼の名を叫びながら装置に剣を突き刺す八荒さん、泣き叫ぶ舞さん。
メタルダーに重なる流星さんの穏やかな顔、溢れ出るエネルギーの光。
暗転し2人はどこからか聞こえる声に耳を傾ける。

『ありがとう、八荒、舞さん。剣流星に戻れない僕は、もう君達の社会には帰れないんだ。僕はいつまでも君達のことを忘れない。』
『僕は生まれてきて良かった。八荒、舞さん、君たちに会えて嬉しかった。君達の永遠の幸せを祈る。そして僕は…いつか蘇る!いつも遠くから君達のことを見守っているよ。』

赤く輝く夕日に向かってメタルダーとスプリンガーは海辺を進んで行く、流星さん、そしてメタルダーの穏やかな表情が赤く染まる空に消えていった。
彼はどこかで生きている。迎えを待ってる人たちの元へ必ず姿を現してくれるに違いない。
もう流星さんの姿を二度と拝めないんだなって思うと涙腺がさらにぼろぼろに…
暗い夜空に一瞬だけ流れる星、彼にとっての青春は「流星」のように儚く煌めいていた。


’87夏 東映まんがまつり 劇場版「超人機メタルダー」
―たった20分なのに熱い戦闘からニヤニヤなデートまで盛りだくさん


お話は起承転結にまとまっており、凝ったカメラワークで一見の価値ありな劇場版。
OP映像はテロップのフォントや配置がTV版と異なっていたりといつもと違う感じ。
キャスト欄を見ると分かるが、人間は2人しか登場しないぞ!相変わらずである。

冒頭はゴーストバンクで4凱聖が集まって帝王ゴッドネロスの姿が見えないことについて話し合っているというシーンから。
するとどこからか帝王の声が響く、どうやら重い病に倒れてしまったらしい。
帝王も病気にかかるのか…神だとか言ってるのに、完全ではないようですね。
メタルダーを倒した者に帝国を譲るという帝王の言葉を受けて、4軍団はそれぞれメタルダー打倒のために行動を始めた。
ヨロイ軍団は何故か歌いながら山を登り、真剣に神頼みをしている…
「ゴッド」ネロスは彼らの神ではないのか…冒頭から変な笑いが止まらない。
戦闘ロボット軍団は強化に力を入れる、中央のベッドに横たわろうとするゲバローズがなんか面白い。そろそろいいとこ見せてくださいね~
モンスター軍団は通常運転。わいわい騒ぎながらゲルドリングがメタルダーの首を取れと声をあげているが、訓練しなくて大丈夫でしょうか?
機甲軍団は外で砲撃訓練、動かぬ的相手に命中率60%で大丈夫だろうか?

開始5分ぐらい経ってやっと主役登場、川で涼しげに泳ぐ舞さんと魚を掴む流星さん。
相変わらずデートしてますね。八荒さん未登場なのでまだこの頃は2人でイチャイチャする場面が多かったなぁ、しかし声は瞬転後の飯田さんである。
気が付くと空に機甲軍団員の姿が見える。流星さんは急いで舞さんを岩場に隠れさせ、敵を引き付けると言って泳いでいってしまった。
デートを邪魔されたので怒ったのか既に瞬転済み。砲撃を避けながらサイドファントムを呼び出して、空で機甲軍団員をひき逃げアタック。
着地すると周りは4軍団に囲まれ逃げ場の無くなったメタルダー。容赦なく総攻撃が始まった。
砲撃の中をサイドファントムで疾走するが、間近に着弾したため横転する。車体の真下から見られる珍しいカットがあるのも劇場版ならでは?
投げ出されたメタルダーは砲弾を避けながら走り続ける。OP映像そのまま使ってるのね…
流石に4軍団を相手にするのは不利だと判断したメタルダーは脆い岩壁をパンチで崩して破壊し、今週の横穴ならぬ劇場版横穴で脱出。
高台の上から眺めていただけのヨロイ軍団、他の軍団を烏合の衆だと言ってます。
タグ兄弟はクールギンにメタルダーの相手をさせてくれと申し出る。

川の岩場で水の冷たさに震えながら(本当に体が震えてるのがわかる)ずっと待ってた舞さんを迎えに行く流星さん、いつの間に服を着たのやら。
場面が変わって森の中のお寺。流石に劇場版というだけあってロケーションは最高。
舞さんはピンクの水着から着替えて、夏らしい涼しげなピンクのワンピース姿に。
流星さんはいつものテカテカ青ブルゾンでまだ夏服に変わっていないですね。
敵を警戒しながら境内を進んで行くんですけど、彼女の手を引いていたり、顔を合わせたりだとか、並んだ時の身長差が大変微笑ましい、まさに萌えシーンです。
ふと寺に安置されている仏像を目にした流星さんは突如手を構えてゆっくりと動かし始めた。
「何やってんだろ?」と不思議そうな舞さんが可愛い一方で彼女のことなど全く気に留めないどうしようもない彼氏の方は、一心に仏像を観察して戦闘マニュアルコンピュータに動きをインプットしていた。
彼女が「どうしたの?」と聞いても答えず何やら呟き始める。
『左正拳は上中下段の防御に使う。右の開いた手は相手への攻撃に使う。』
「えぇ…?」と興味無さそうな彼女を余所に戦闘の型を学ぶのに夢中な彼。
面倒な彼氏だなぁ、インプット後の満足そうな顔に笑ってしまうよ。しかしパワーアップのきっかけが仏像の動きだなんて斬新すぎる。

突然蝉の声が鳴き止み、異変を感じ取った彼は舞さんを逃がして敵を探し始める。
実はこれで彼女の出番はおしまいなのだ…可愛いワンピース姿だったのに。
寺に続く長い階段を進むタグ兄弟、すると階上に座禅を組んで瞑想する流星さんの姿があったというあまりにもシュールで貴重なカット。
一瞬の隙もないとは言いますが、隙だらけに見えるような…試しに短刀を投げつけると瞬時に開眼して払いのけた。立ち上がってやっと瞬転シーン。

場所を変え互いに名乗りを上げるというまるで時代劇の一場面のような場面。
タグスキーは剣を、タグスロンは薙刀を構え、対するメタルダーは落ちていた木の枝を拾って相手に向かって構えた。
タグ兄弟はその枝を構えて神経を研ぎ澄ませる敵の姿に驚いている様子。
確かに笑止と言われても仕方ないもんね、武器が無いからって落ちていた枝とは。
しかしこの枝の構えの見せ方、サンライズパースのような迫力があり、視点を変えて映すという非常に凝ったカメラワーク。
ただの枝にそれ以上の迫力を出し、強そうな印象を抱かせる工夫に感激してしまう。
でも映画館のスクリーンで見た子供たちの目にはどう映ったのやら…
ついに互いの武器を交えて戦う3者、枝は相手の薙刀を叩き落とす活躍を見せますが弾かれてどこかへ消えました。出番短かったけどお疲れ様でした…
緊張感をもたらす素晴らしい音楽と周りの木々の存在が戦いを渋く演出してくれます。
2体相手に厳しいメタルダーは高くジャンプして崖へと移動。それを追いかけるタグ兄弟。
敵を背後に回らせないように崖の端に座禅を組み、捨て身の体制を取るメタルダー。
雄大な山々を背景にメタルダーはインプットしておいた仏像の構えを取る、千手観音像のように手が無数に見えるような動き。
左手でタグスロンの振りかぶった剣を押さえ、さらに短刀を握る相手の左手首を右手で押さえる。両者両手が塞がった状態に。
後ろにいたタグスキーは攻撃の機会をうかがうが、目の前にタグスロンがいて剣を思うように振るえない。タグスロンを盾に攻撃を防ぐとは考えましたね。
メタルダーは隙を見てタグスロンを投げ飛ばし、タグスキーに蹴りを入れる。タグスキーが坂を転げ落ちていくのを見てタグスロンは「兄者ー!」と叫ぶ。
メタルダーはその隙に顔や腹に3発のパンチを容赦なく叩き込み、タグスロンはその場で地面に倒れ伏した。
しかしタグスキーが戻ってきた、そこをチャンスとタグスロンはメタルダーの右足に短刀を突き立て兄者に託す、熱いぞ弟よ。
相手を倒すイメージを作りながら剣を振り上げるタグスキー、例の構えを取って迎え撃つメタルダーは胸に剣を受けたまま右手でカウンターを食らわせ、腹、左、右にパンチをお見舞いする。
最後は必殺のレーザーアーム。恐ろしいぐらいに洗練された攻撃に顔も胴体もボロボロになったタグスキー、彼もタグスロンもここで退場してれば多少はマシだったものを…

ゴーストバンクでは豪将タグ兄弟を倒され、メタルダー打倒に燃えるクールギン。
突然後ろの玉座にゴッドネロスが現れた。重い病に倒れたというのは「嘘だ。」の一言で片づけてしまう無茶苦茶な帝王…
各軍団でしのぎを削って総力戦を仕掛けるように仕向けるという狙いがあったようです。
帝王の気まぐれに振り回されたような気もしなくはないが、「メタルダーを倒した者に帝国を与えよう」という帝王の言葉に沸く軍団員たち。
一方放置気味な主役は夕日を前にこの身が傷つこうともゴッドネロスを倒すことを誓う。
やはり敵側メインで作られてるんだなってのがよく分かる劇場版でした。
しかし舞さんはいつまでお寺で待たされてるんだろうね…


というわけでメタルダーの感想はこの記事でおしまいです。
長々と読みにくい部分が多々あるので、少しずつ改善してまいります。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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語り人の紹介

にわえるか

Author:にわえるか
パソコン・ゲーム・アニメ・特撮・絵を描くことが好きです。
主にロボットアニメや特撮ヒーローを見て感想をづらづら書き殴ってみたり、思い出補正のかかった作品を見て過去を懐かしんだりしております。
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